ようこそ水産物トレーサビリティ研究会へ

我が国の水産業は、漁業資源の減少、漁業者数の減少そして漁業地域の人口減少により、漁業地域ひいては我が国沿岸地域の活力の低下が大きな問題となっています。この問題解決のため、ITを活用したトレーサビリティシステム(生産物履歴開示システム)・流通支援システムを中心とする調査研究を行い、不法不適でない漁業生産、安全安心な供給体制及び加工流通から消費までの信頼の確立を図ろうとしてきました。

最近では、アサリの産地偽装問題、IUU(Illegal, Unreported and Unregulated)漁業さらにはナマコ、アワビ及びシラスを対象とした流通適正化法の施行など、水産物に対してトレーサビリティ情報の付加の要請が大きくなっています。

水産物トレーサビリティ研究会の活動もコロナ禍のなか、年一回の総会及び講演会は開催するも低調に推移してきました。コロナ禍の中でも水産物のトレーサビリティ情報付加の要請は強くなれこそすれ減少することはありませんでした。

この度、コロナ禍後の対面の社会経済活動が旧来のように再開される時にわせ、ホームページの刷新及び研究会活動を定常化するものです。